想像移住

進む時間の速さに追いつけない

4泊5日八重山諸島旅行

無職期間中に何か普段できないことをしておこうと思い、旅行へ。

寒さにうんざりしていたので、暖かくて人が少なそうな八重山諸島にしてみた。

暑くもなく寒くもない、湿度が高くて過ごしやすかった。人も少なくて悪くない選択だったと思う。

4泊5日の旅程

2/6(月)市役所→石垣島

2/7(火)石垣島西表島

2/8(水)西表島

2/9(木)西表島石垣島竹富島

2/10(金)竹富島石垣島→帰宅

2/6(月)国保加入、石垣島

市役所で国民健康保険に加入、保険証受け取る。そのまま電車で福岡空港へ。

マジで無職になったんだなあ、とぼんやり考えながら電車に揺られる。

市役所での手続きに時間がかかって間に合わなかったら困るから早めに行動したら早すぎて時間を持て余した。

タリーズで本を読みながら時間を潰す。性格的に時間に余裕を作りたいので早め早めに手続きを済ましてしまい、搭乗口前でも1時間くらい暇を持て余した。

サラリーマン時代に出張でいつも利用していてポイントが貯まってるという安易な理由で東横インに泊まることにした。市街地の外れ、貨物船ターミナル付近にあり、何だか石垣島に来たという感じがしない。船の排気ガスで空気が悪い。

東横イン(出張で毎年60泊くらい利用してた)

昼食を食べ損ねていたため小腹を満たすべく16時ごろダグズバーガーへ。オリオンビールとポテトを注文した。隣に関西弁のおばちゃんがいて、本当にどこに来たのか分からなくなってきた。

ホテルに戻って休憩。コーヒーを飲んで本を読んでYouTube見てゴロゴロしてしまう。家にいる時と同じ行動をしている。

街に繰り出して飲食店を探すのがめんどうで億劫になる。一人居酒屋が苦手だ。しかし旅行に来て定食ってのも。

しかも十六日祭とかいう旧正月?で全然店が開いていなかった。

開いてる店の中から空いてそうでカウンター席のある店をチョイスしたが、ほぼワンオペ状態でなかなか注文できそうになかったので早々に退店。

食に恵まれない旅が始まる

近くの店で八重山そば食べてホテルへ。早めに就寝。

2/7(火)西表島

旅行日程に疑問を感じたので、朝から宿のキャンセルや予約などを行う。熟考しすぎて2時間を失う。

せっかく旅行に来ているのに10時までホテルでダラダラ過ごした。家帰りたい。

フェリーで西表島へ。何も考えずに大原港の方で宿を予約したが、何もない。何もないところへ行きたかったのでいいのだが、かなり何もない。

西表島に上陸して宿の近くまで30分歩く。暑い。空気に夏の匂いを感じる。気持ちが良い。

宿の近くの飲食店「かじやー食堂」へ。そば定食を注文。

そば定食1,100円、美味しかった

ゲストハウスにチェックインして荷物置く。広々清潔、居心地の良さそうな場所で安心した。ここに2泊する。

ゲストハウスしまおとや

レーシングスタイルなママチャリ(ブレーキが効かない)を借りてサイクリングへ。

道がつながっている果てまで片道1時間、往復19km、アップダウンがあってくたびれた。曇っていたけど海が綺麗で静かな場所だった。観光客も全くいなかった。

往復19kmを共にした愛車(無料)

そこらじゅうにヤギと牛がいた。人に無関心なヤギと牛。最初はテンションが上がって写真や動画を撮っていた。帰る頃にはこちらがヤギと牛に無関心になっていた。

なぜか急に思い立ってセルフタイマーとインカメラで自撮りしてみた。綺麗な海をバックに。妻に送りつけたら爆笑していた。自撮りをしたことなかったが、旅の思い出を作るには良い方法だと思った。風景や食べたものを撮影するのも良いけど、自分を撮っておけば、後から見返した時に面白いと思う。人のSNSやブログより自分の人生が一番面白いコンテンツなのでは。多分30代の男が観光地ですることではないのだが。

宿に戻ってオリオンビール飲んでたら他の宿泊者から声をかけられて談笑。妻以外の人間と会話したのが実に2週間ぶりくらいである。

その後コーヒーを飲みながら本を読んでゆっくりした。ゆっくりするため専用みたいな宿だった。土壇場で連泊にした自分を讃えたい。

夜は近所の共同売店で弁当を買って食べた。意外とおいしかった。他の宿泊者5名と酒を飲み交わし内容のない会話を消灯時間まで続けた。

しまおとやの個室、かなり良い

2/8(水)西表島、レンタカー、トレッキング

2月の西表島ではツバメが飛んでいる。そういう気候である。言うならば春と梅雨の間くらい丁度良い気候。

レンタカーを借りてドライブへ。一応目的地は2ヶ所。

1ヶ所目の浦内川観光船の乗り場へ。11:30発の便にギリギリ間に合った。

往復90分のトレッキング。日本の滝100選の1つという滝はあまり見応えがなかった。

それよりもジャングル感のある道を歩くのが楽しかった。地面がぬかるんでる場所もあるので、汚れてもいい靴でいった方がいい。

レンタカーに戻って飲食店を探すが、2月のオフシーズンは閉まっている店が多かった。

仕方なくスーパーでパンを買ってうなりざきという岬で食べた。

時間を持て余したのでイリオモテヤマネコの博物館へ。無料の割に内容が充実していて思いのほか楽しめた。白いイリオモテヤマネコもいるのか、と思ったら家猫との対比のための剥製だった。

世にも珍しい白いイリオモテヤマネコ

レンタカーを返却。ガソリン満タン返し、レギュラー197円。

レンタカー屋の店員さんが宿まで送ってくれた。おそらく30代後半から40歳くらいの女性だったが運転がワイルドだった。ハンドルを握る手の皮膚がいかにも島人といった感じで赤黒く日焼けしていて光沢があった。

宿で風呂に入って洗濯をしてビールを飲みながら本を読んだ。ここはゆっくりするための専用宿なのである。

18:30に共同売店で買ったおにぎりとアジフライ、鳥の唐揚げを温めて食べた。今日は弁当が売り切れていた。もう一本ビールを飲んだ。

21:30に寝た。

2/9(木)竹富島

朝、庭でコーヒーを飲む。寒くもなく暖かくもなくちょうどいい気温。湿度が微妙に高くて草花の匂いがムッとする。気持ちいい。古くて安くて田舎にある家を買って静かな庭でコーヒーを飲みたい。

車の音が聞こえない、たくさんの鳥が鳴いている。気持ちがいい。

この日は西表島から竹富島へ移動する。直行便もあったが時間が微妙だったため、一度石垣島へ戻って、フェリーを乗り換えて竹富島へ。

竹富島石垣島から近い。10分ほどで着いた。気軽に離島を味わえて良いと思う。

昼食「かにふ」で1,100円のゴーヤチャンプルを食べた。可もなく不可もない。高いとは思う。店内は広くて涼しい。

ゴーヤチャンプル1,100円

綺麗なビーチを2、3箇所回って宿で休息。シャワーを浴びて昼寝をした。もう何もしたくない。

愛車(1時間200円)

曇っていても青い

竹富島、内盛荘、そこは清潔で、とても明るい所

夕食、宿の食事。家庭料理、普通においしい。この旅でようやくまともな料理を食べられた。

することもないので、持参した本を読み進める。読み終わる。22時前に寝た。

2/10(金)石垣島から家へ帰る

6:30起床、7:00朝食、9:20宿を発つ。9:50フェリー出港、10:00 石垣島着。

することがないので、30分歩いてブックカフェへ向かう。11:00ブックカフェに到着

品揃えが良いとは言えないが贅沢は言えない。文庫本を1冊購入。

市街地へ戻ってハンバーガー屋。旅割のクーポンを使った。

感想?感想は特にない

バスに乗って早すぎる空港着、今回の旅行は何をしていても時間を持て余している。

スタバでコーヒー買おうかと思ったがファミマにした、150円。

待ち時間と機内でさっき買った本読了。首が痛い。

福岡空港に着いて地下鉄に乗り換えて自宅へ向かう。

スーパーでオリオンビールといなり寿司買って帰宅した。

4泊5日八重山諸島旅行の費用

  • 飛行機:25,680円
  • 宿泊費:13,480円
  • 交通費:7,520円
  • 食費:16,789円
  • その他:3,798円
  • 合計:67,267円

旅の荷物

ピーチの一番安いプランで航空券を予約したので、手荷物の重さに制限(7kg)があった。荷物を預けるのに金もかかる。そのため荷物はリュック一つに収めた。

  • Tシャツ1枚、ロンT1枚
  • ハーフパンツ1枚
  • パンツ3枚、靴下2足
  • タオル2枚
  • キャップ
  • 洗面道具
  • 充電器
  • 文庫本2冊
  • 日焼け止め

合計4kgほどになった。制限の7kgの手荷物って結構重たいな。

旅行の感想

2月の八重山は暑くもなく寒くもなく湿度が高くて新緑が綺麗な時期だと思った。観光客も少ない。何もしなくても気候が良いだけで気分も良くなる。

毎日10km以上歩いた。本を3冊読んだ。それだけで十分である。

家に帰ってゆっくりしたいと思い、なんで旅行なんかに来てしまったんだろうと思っていたのに、家に着く頃には「次はどこへ行こうかな」なんて考えてしまっていた。

想像していたような沖縄旅行ではなかったけど、それはそれで悪くない旅行だった。

今後はあと少しだけ無職生活を送る

新しい1週間が始まってしまうが、僕はいまだに無職である。現在24連休目。

明日、ようやくハローワークへ行って失業認定してもらう。2週間ロスしたが、別にいい。ゆっくり自分のペースで進みたい。

気持ちに余裕を持って無職生活を楽しむために健康を支出を抑えていきたい。

具体的にはランニングを継続して、酒をやめる。来週の土曜日まで1週間、禁酒してみたいと思う。

竹富島の宿の部屋の窓がいい感じだった